第3回合同調整委員会(JCC)が開催されました

2017年10月13日

第1回(2016年10月)、第2回(2017年4月)に続き、2017年10月13日に第3回合同調整委員会(JCC)が開催されました。カウンターパートである公共事業・定住省/道路局(DoR)の本部会議室(首都ティンプ)にて、日本側関係者、DoR本部職員及び各地方事務所の担当者ほか35名が参加し、第2回JCC以降に行われた各種活動に関してDoRとCAMBRIDGE専門家、両者でのプロジェクトの進捗状況の確認が行われました。今回は、2017年にDoRに入省した若手2名からプレゼンテーションがあり、その後、参加者で様々な議論が交わされました。

Diwash Subbaくん

定期的なJCCでお互いの進捗状況を共有し、協議の場を持つことは、活動をブラッシュアップする上で大変重要だと感じました。こういった場での発表やその後の議論に参加することは良い経験です。CAMBRIDGEのようなプロジェクトはブータンの橋梁エンジニアがより良く技術を習得し、成長していくための鍵であると思います。

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Diwash Subbaくん

Ugen Tenzinくん

プロジェクトがスタートして1年足らずですが、全国の橋梁台帳の整理、そしてBMSの開発と着実な進捗と成果を感じています。また、私が発表した品質・安全管理のパートでも、現在CAMBRISGEの専門家と作成しているガイドライン・チェックリストや施工現場でのトライアル状況に関して議論をしました。こうした積み重ねを今後のブータンにおける橋梁整備の糧にしていきたいと思います。

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Ugen Tenzinくん

管轄の全国300弱橋梁の台帳整理については活動がほぼ完了し、点検・診断の段階に入っています。また、収集したインベントリー(注1)データをベースにしたBMS(注2)の構築も同時に進められています。

(注1)橋梁の長さ、幅、構造形式、現況写真等からなる基本情報
(注2)Bridge Management Systemの略称、橋梁のインベントリーやその後の点検・診断データを元に維持管理の意思決定を支援するシステム

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第3回JCCの様子

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DoR若手エンジニアの発表

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橋梁台帳の整理状況(全国9地方事務所)

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現場でのインベントリーチェック