ステークホルダー協議を開催

2020年10月13日

JICAでは、ブータンにおける鉱業資源の開発可能性を分析した開発計画を経済省鉱業局とともに作成し、鉱業局職員の能力向上を図りながら将来の効果的・効率的な資源開発に寄与することを目的として、技術協力「鉱業開発計画策定プロジェクト」(2019年10月~2021年2月)を実施しています。その主な成果の一つである鉱業開発計画の作成に向けて、環境社会配慮に関するステークホルダー協議を10月5日(月)に実施しました。

ステークホルダー協議はブータンと日本をオンラインでつないで行われ、経済省鉱業局関係者のほか、ブータン鉱業開発に関わるステークホルダーとして、国家環境委員会、農業林業省、経済省、及び国家土地委員会が出席し、とりまとめの最終段階にある鉱業開発計画における配慮事項等に対する意見が交換されました。

鉱業開発計画に関して、金属鉱物資源と工業原料資源のそれぞれについて可能性や課題、そして環境社会配慮について説明され、ステークホルダーからは住民の健康や生活に関する記述を追加すべき等の意見がだされるなど、熱のこもった活発な議論が交わされました。

本プロジェクトでは、新型コロナウィルスの影響によって渡航できない条件の下、日本からの遠隔による技術協力が行われており、今回の議論をもとに鉱業開発計画を完成させることとしています。

【画像】

ステークホルダー協議の様子

【画像】

ブータンの鉱業開発に関する説明

【画像】

環境社会配慮の概要