第3回合同調整委員会を開催

2020年11月13日

JICAでは、ブータンにおける鉱業資源の開発可能性を分析した開発計画を経済省鉱業局とともに作成し、鉱業局職員の能力向上を図りながら将来の効果的・効率的な資源開発に寄与することを目的として、技術協力「鉱業開発計画策定プロジェクト」(2019年10月~2021年2月)を実施しています。この度、案件の進捗確認や軌道修正の必要性等をブータン側の実施機関である経済省鉱業局と定期的に協議する合同調整委員会(Joint Coordination Committee:JCC)を、10月14日に(水)に開催しました。

先日のステークホルダー協議に続き、今回のJCCもブータンと日本をオンラインでつないで行い、経済省鉱業局関係者のほか、ブータン鉱業開発に関わるステークホルダー(国家環境委員会、農業林業省、経済省、及び国家土地委員会)、JICA本部、そしてJICAブータン事務所が出席し、鉱業開発計画のとりまとめ結果や今後の協力のあり方に対する意見を交換しました。

ブータンの金属鉱物資源と工業原料資源のそれぞれについて可能性や課題が報告されたほか、これらの成果を政府内でも共有することが提起されました。また、鉱業開発計画のとりまとめ結果をさらにフォーカスして今後の人材育成や産業振興へつなげていくことが必要とされ、引き続きこれからの方向性について議論を進めることとなりました。

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経済省鉱業局長のあいさつ

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JICAブータン事務所長のあいさつ

【画像】鉱業開発計画に関する議論の様子