第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)を開催しました

2022年10月18日

2022年10月13日、プロジェクト実施機関の一つである国立種苗センター(National Seed Centre:NSC)パロにて、第1回温帯果樹振興プロジェクト(Integrated Temperate Fruit Crops Promotion Project:iNTECrop)の合同調整委員会(JCC)が開催されました。農業森林省次官の議長のもと、農業局、農業マーケティング・協同組合局(Department of Agricultural Marketing and Co-operatives:DAMC)、プロジェクト対象地域のティンプー、パロ、ハ県の関係者、JICAブータン事務所の所長と職員、プロジェクト専門家とカウンターパートの合計26名が、対面とオンラインにて参加しました。

主な議題は、JCCメンバーの追加提案、プロジェクトの進捗報告と活動計画の説明、プロジェクト・デザイン・マトリックス(Project Design Matrix:PDM)及び実施計画(Plan of Operation:PO)の変更提案でした。プロジェクトが開始された2022年3月から9月までの活動進捗と成果報告は、プロジェクト・マネージャーのNSCパロ所長が行い、2022年10月から2023年6月までの活動計画の説明は、国立有機農業センター(National Centre for Organic Agriculture:NCOA)ユシパンの所長が行いました。その後、JCCメンバーによる協議の結果、市場志向型農業の取組を強化するためDAMCをJCCメンバーへ追加することが合意され、プロジェクトが提案したPDM及びPOの改定が承認されました。

また、ブータン政府側からは、農家がより経済的な利益を得られる高付加価値温帯果樹の栽培技術支援の要望が寄せられ、JICAブータン事務所とともに引き続き協議していくことが確認されました。

最後に、議長よりプロジェクト関係者に対して、プロジェクト実施において計画通りの進展に感謝の意が述べられ、当該プロジェクトが農家の収入向上と生活改善に果たす役割と重要性が強調されました。

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プロジェクトの進捗報告

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プロジェクト活動計画の説明

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JCCの様子

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意見交換の様子