機材の供与式が行われました

2023年4月5日

2023年4月3日、プロジェクト実施機関の一つである国立種苗センター(NSC)パロにおいて、JICAブータン事務所山田所長のご出席のもと、エクスカベータ、トラクター、耕運機等の機材供与式が執り行われました。これらの機材は、2月末の納入後すぐに果樹展示園や圃場の整備にフル活用されており、供与式当日には美しく洗車され整列しました。

同様の機材は、国立有機農業センター(NCOA)ユシパンにも供与されています。トラクターを使用した職員らは、「これまで、人力で数日かけて耕起していたのが、数時間で完了することができて、作業の効率が格段に上がった」と喜びの声を発していました。山間に位置する両センターの限られた敷地には急傾斜地が多く、これから、エクスカベータを駆使して、果樹や野菜栽培用の段々畑を拡張・整地していきます。

式典では、NSCパロ所長から、日本の支援に深い感謝の意を述べられ、種苗センター内圃場の整備に活用すると同時に、農家への種子や苗木の供給に貢献することが約束されました。

プロジェクトは、両センターが試験生産する農産物や、種子・苗木の生産性と品質を高め、民間の苗木業者や農家の育成につなげていきます。

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機材譲渡の署名の様子

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供与機材を背に NSCパロ所長とJICAブータン事務所所長

【画像】プロジェクト・カウンターパートと関係者(現地新聞に掲載された集合写真)