SHEP啓発ワークショップが開催されました

2023年7月20日

2023年7月19日、国立有機農業センター(NCOA)ユシパンにおいて、SHEP啓発ワークショップが開催されました。参加者は、農業局職員、プロジェクト対象地域であるティンプー、パロ、ハ県の農業事務所長をはじめ、農業普及員の22名で、活発な意見交換が行われました。
ワークショップでは、まず、専門家からプロジェクト活動進捗の報告と、SHEPアプローチ手法について概要説明を行い、続いて、2021年度にSHEP研修を受講したNCOA職員から、ブータンの文脈に沿ったSHEPの具体的な取り組みについて発表が行われました。
参加者たちは、若い世代の離農と農業の高齢化、栽培技術不足の課題とともに、農業資材の補助なしに農家の興味は引けないという従来の農業指導から抜け出せない現状を述べながらも、市場志向型の農業への転換について前進していくことを確認しました。午後からは、農家グループの選定基準について話し合い、各県ごとに対象郡(ゲオク)が複数選定され、次のステップとなる農家選定調査の日程が決定されました。
引き続き、一連のSHEP活動となる普及員へのToT:Training of Trainerや、農家に対する啓発ワークショップ実施の様子については、次号で報告していきます。

農業省担当官による開会の挨拶

画像

元SHEP研修員によるプレゼン

画像

説明に聞き入る県農業職員

画像

普及員によるターゲット郡選定の様子

画像