SHEP対象農家選定調査を実施しました

2023年8月4日

7月19日に実施されたSHEP啓発ワークショップでは、プロジェクト対象地域であるティンプー、パロ、ハ県の農業普及員によって、活動を展開する対象郡(ゲオク)が決定されました。プロジェクトでは、農業普及専門家、果樹生産専門家、カウンターパート(NCOA職員)が、各郡の普及員の先導で、複数の農家を訪問し、SHEP活動の第1回目に対象となる農家を各県2グループ、計6グループ選定しました。

パロ県では、リンゴ栽培を行い、果実の品質ごとに販路を変えるなど販路開拓意識の高い農家と、加工グループとして設立され、とうがらしを換金作物として栽培している農家グループがSHEPに興味を示しました。ハ県では、県から開発許可を得て1エーカーの土地を開拓し、ビニールハウスや育苗施設を導入するユースグループと、市場ニーズが高いトマトをメインに栽培を行う女性グループが対象農家となりました。ティンプー県は、中心地から離れた急斜面に位置する女性グループと、担当普及員が熱心に指導を行う山の上の農家グループが選定されました。

対象農家グループのリーダーとそのグループを担当する県の普及員は、SHEPアプローチについて学ぶために、8月中旬に、NCOAユシパンで開催するSHEP ToT(Trainer of Training)を受講し、ティンプー中央青果市場で市場調査に臨みます。

1.農家聞き取り(パロ県ラムゴン郡)

1.農家聞き取り(パロ県ラムゴン郡)

2.果樹と畑作の複合農家の外観

2.果樹と畑作の複合農家の外観

3.農家グループへの聞き取り(ティンプー県)

3.農家グループへの聞き取り
(ティンプー県)

4.刑務所に隣接する女性グループ

4.刑務所に隣接する女性グループ