SHEP ToTを実施しました

2023年8月18日

8月10日(木)、11日(金)に、SHEP活動の第1回目対象となる6グループの農家リーダー22名、普及員6名、県農業事務所職員5名に対し、SHEP ToT(Training of Trainer)をNCOAユシパンにて実施しました。 7月末にSHEP対象農家選定調査で農家を訪問し、時間を置かずにToTを実施したことで、初日から普及員や各農家リーダーたちの意欲は高く、活発な研修参加の様子が見られました。
本ワークショップの概要説明後、生産コスト計算演習において、ある農家グループのリーダーはカリフラワー生産では全く利益が出ていないことがわかり、栽培野菜の変更を決めました。
ティンプー中央青果市場で行った聞き取り調査では、この時期、カリフラワーが品薄状態で、トマトは高値であることがわかりました。小売業者によっては、主な購入先の地域が異なることから、同じ野菜でも納入してほしい時期が異なることを発見しました。さらに、新たに入手できた情報は、卸袋単位であれば、農家が直接販売する場所が市場の周辺に新たに設置されていることでした。農家のみならず、普及員や県職員にも有益な情報が市場調査で得られ、参加者全員で共有されました。 次回は、普及員と農家リーダーによる農家のベースライン調査の取り組みを紹介します。

農家と普及員による生産コスト計算

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農家グループによる市場調査の様子

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人参のサイズについて質問をする農家

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市場管理責任者から農産物販売方法に関する説明を受ける農家グループ

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