国内第2都市カタンガ州にてニーズ調査を実施しました

2017年9月1日

2017年8月下旬、「国立職業訓練機構(INPP)能力強化プロジェクト」にて、国内第2都市であるカタンガ州にて、産業界における技術的ニーズを把握するための調査を実施しました。
カタンガ州は国内屈指の鉱山業や農業の盛んな地域です。外国資本も投入され、積極的な産業活動が行われていることが確認できました。一方、昨今の技術の進歩に伴い、特に産業界で使用されている機材における固有な技術的課題は、固有の企業のみが解決可能な構造となっています。現地産業界でも、この構造に則って活動が行われていることが確認できました。この状況において、訓練修了後、すぐに稼げるようになる力の育成が求められている国立職業訓練機構(INPP)の役割は、固有な技術的課題ではなく、より単純で、可能な限り広い事象に応用可能な基礎知識の育成です。これらの、産業界に存在する技術や知識、その中でINPPに求められる技術や知識、位置づけを、コンゴ民側と共に理解し、活用される技術や知識を移転することが次の課題です。

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国営鉱山業会社の視察

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日本人専門家とのグループ討議(特殊溶接)

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日本人専門家とのグループ討議(油空圧)

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成果報告会