第4回国別研修を実施しました。

2019年7月20日

2019年6月29日から7月20日

2019年6月29日から7月20日まで(研修期間:7月1日から7月18日)、総務省統計局等の支援を受け、CAPMAS職員8名が第4回国別研修に参加しました。

今回の研修は主に経済統計に関する科目を中心に、関連するITや新規調査手法などに焦点をあてました。具体的には、経済センサス関連(調査区設定、集計方法、公表手法等)、CPI等物価統計(調査手法、POSデータを使用したデモ)、GISデータ、e-stat(政府統計の総合窓口)、オンライン調査システム、オープンデータ(API、LODほか新規のデータ公表手法)BIGデータの統計的利用(経産省での試験調査結果事例の紹介等含む)、産業分類の自動格付け、データサイエンス、GDP推計など多岐にわたる講義及びデモになります。総務省統計局の関連機関をはじめ、経済産業省、内閣府社会経済総合研究所、(独)統計センター等にご協力いただきました。また、実査の現状を把握するため、滋賀県でも視察を行いました。滋賀県調査統計課をはじめ、、滋賀大学を訪問しました。滋賀大学は、日本で初めて統計学(データサイエンス)を教える大学として、CAPMAS職員の関心も高かった視察先の一つです。また和歌山市にある総務省統計データ利活用センターも訪問し、マイクロデータの利活用の仕組みを学びました。

これまでの研修同様に、日本の調査統計の経験からCAPMASへのフィードバックを日本の専門家と意見交換し、帰国直後もCPIの精度確保手法、世帯調査での電子商取引の扱い、経済センサス等結果公表時の発表資料の作成方法等各種の議論が活発に続けられています。これらは今後取り組むべき事項として正式にCAPMASに認定されました。

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滋賀県統計課での研修風景

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総務省統計局での研修風景