プロジェクト終了にあたって(ご挨拶)

2019年10月17日

チーフアドバイザー 松尾和彦

本プロジェクトが始まって3年7か月が経過しました。長期専門家としての当地滞在は3年4か月となりました。エジプト流の業務の流れ(予定した時間設定どおりに物事が進まないこと、トップダウンの様相が濃いものの幹部への状況説明に時間を要すること)に当初はなかなかなじめなかったのですが、ひとたび信頼関係を築くと予想外に対応が早くなることや、お願いしていること以上の対応が得られることなど、プロジェクト運営に当たって、利点となることも多かったです。ひとまずこのプロジェクトは終わりますが、2020年1月から3年間のあらたな日本での研修員受け入れを主とした事業が開始されます。これまでにCAPMASとの間で築かれた信頼関係を基に、継続して意見交換を行い適切なニーズに基づいた新規事業を期待します。関係者の皆様にはいろいろお世話になりました。引き続き新たな研修員受け入れ事業に向けてまたご協力をよろしくお願いします。

チーフアドバイザー 松尾和彦

【画像】

業務調整/研修計画 加藤大二郎

エジプト赴任は2回目になります。1994年頃の状況と現在ではエジプト人の生活に大きな変化が見られます。街に点在するキオスクでは固定電話・携帯電話・プリペイド式電気料金・インターネット等の各種料金の支払いができるようになっています。銀行ではAIに管理されたシステムから番号札を持って整然と並んでいる様子は、今までは考えられなかったものです。今回のプロジェクトで支援した国勢調査では、データ収集にタブレット端末を取り入れるなどITを積極的に活用しようとする姿勢に感嘆しました。今までの3年4か月の間、JICA関係者の皆様にはいろいろお世話になりました。引き続きエジプトの発展のため、新たな事業に協力されますこと、お願い致します。

業務調整/研修計画 加藤大二郎

【画像】