第1回E-JUSTプロジェクトフェーズ3国内支援委員会の開催

2021年8月19日

E-JUSTプロジェクトフェーズ3の第1回国内支援委員会が、8月18日に開催されました。国内協力大学、外務省、文部科学省、中東協力センター、日本商工会議所、JICA本部、JICAエジプト事務所、E-JUST両副学長を含むプロジェクトチームから、約40名の参加がありました。

2019年2月に開始した技術協力プロジェクトフェーズ3の後半を迎えるにあたり、これまでの取組を振り返りつつ、今後の活動計画が共有されました。また、2025年1月のフェーズ3プロジェクト終了を見据えつつ、E-JUSTと日本側の持続的なパートナーシップの在り方を検討していくため、事前のアンケート結果をもとに、高田委員長(東京工業大学)の進行により議論を行いました。

状況報告に関しては、Times Higher Education World University Rankingsの2021年アラブ大学ランキングにて、E-JUSTが11位であったことが評価されるとともに、大学ランキングは学生の募集、留学生の受け入れの点からも重要との指摘がありました。また、来年チュニジアで開催予定のTICAD 8(第8回アフリカ開発会議)を、E-JUSTのアピールの機会として活用していくべきとの意見がありました。

一方、コロナ禍において、教員の海外渡航や学生の受入れに大きな制約があることが改めて認識され、今後オンラインなどを活用しながら活動を継続しつつ、状況を注視していく必要があることが確認されました。

E-JUSTと日本のパートナーシップについては、大学として今後も継続的に交流を続けたいという意見や、双方のインセンティブとなり得る共同研究を促進するため、研究テーマのマッチングなどを行っていく場の設定の必要性などのアイディアが出されました。

最後に、これまで国内協力大学および関係機関により、時間をかけて構築されてきた人的アセットを基礎に、本邦大学にもメリットのある形で、E-JUSTといかに連携していくかを、引き続き議論していくことが確認されました。

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