JICAプロジェクト実施中3大学(エジプト、マレーシア、ケニア)合同COVID 19感染拡大防止に資する研究報告会開催

2021年12月12日

11月24日、E-JUST、マレーシア日本国際工科院(Malaysia Japan International Institute of Technology:MJIIT)、ジョモ・ケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology:JKUAT)によるCOVID 19感染拡大防止に資する研究プロジェクトのオンライン合同報告会が開催され、40名余りの研究者、学生が参加しました。それぞれの大学ではJICAの技術協力プロジェクトが実施されており、COVID 19感染拡大防止に資する研究活動にも支援が行われました。本合同報告会は、各研究者の活動成果の総括と共有、そして異なる大学の研究者の交流と連携を目的として開催され、3大学から8人の研究者が2つの分科会に分かれて発表し活発な質疑応答が行われました。

E-JUSTでは、ゴハリ学長のイニシアティブの下、新型コロナウイルス対策への教員、学生による取組みが早々に開始され、各種研究資金への応募も活発化していました。E-JUSTプロジェクトは、E-JUSTの社会貢献の促進と研究・教育の質向上に資することを目的として、こうした活動への支援を行いました。E-JUSTでは2021年7月に学内報告会が開催され、本合同報告会では、アムル・エルタウィル教授が電子・情報分科会で、アフメド・アブデル・モーグッド教授とモーセン・ガリ教授が化学・材料分科会でその後のプロジェクトの進捗状況と成果を発表しました。

コロナ禍の長期化により、通常の形での会議、セミナー等の開催が難しい状況が続き、ほとんどのイベントがオンラインもしくはオンライン併用で実施されています。この状況は一方で、ネットワークの展開、拡大を容易にすることにもつながっています。本合同報告会もその好例で、JICAの技術協力プロジェクトが実施されている大学間の学術的な交流、連携の機会を提供しています。それほど高額な費用を必要としないオンラインでの活動は、コロナ禍が収束した後も積極的に展開されることが期待されます。

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後藤副学長の歓迎の辞

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エルタウィル先生の発表

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モーグッド先生の発表

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ガリ先生の発表