日本に関する図書の寄贈

2022年10月5日

LACC(リベラルアーツ・カルチャーセンター)で日本文化の授業を担当してきたイサム・ハムザ教授が公益財団法人東京財団政策研究所(助成元:公益財団法人日本財団)および国際交流基金による図書寄贈事業を受託し、それぞれ多くの日本に関する図書がE-JUSTに寄贈されました。

日本財団の助成で東京財団政策研究所が実施する、「日本理解促進のための図書寄贈事業」(READ JAPAN PROJECT)では、世界における日本理解の促進を目的に、海外の教育・研究機関に日本に関する英文図書を寄贈されています。E-JUSTには本事業によって150冊以上におよぶ図書が寄贈されました。

寄贈された図書には『こころ』『源氏物語』など代表的な日本文学の英訳書や、歌舞伎や茶道といった日本文化を解説する英書とあわせ、日本経済、男女共同参画、震災復興など広く現代日本社会に関する英書も含まれています。これらはE-JUSTのリベラルアーツ教育ですすめる異文化理解につながる文献としてE-JUSTで大切に活用していきます。

国際交流基金の「中東・北アフリカ地域多言語による日本研究機関図書寄贈プロジェクト」では、図書の寄贈を受けて2022年10月5日にE-JUSTメインキャンパスの図書館ホールで寄贈式典が実施されました。
式典ではE-JUSTアムル・アドリ学長から謝意を述べた後、岡浩在エジプト日本大使、国際交流基金カイロ日本文化センター橋本歩所長から挨拶をうけました。橋本所長より寄贈図書の目録を贈呈され、アムル・アドリ学長は改めて感謝の意を表しました。式典の後、橋本所長とセンター関係者は寄贈図書が配架された本棚を視察されました。

視察の後、ハムザ教授の司会のもと、政策研究大学院大学(GRIPS)大野健一教授による日本の高度成長期についてのオンライン記念講演会が開催されました。多くのE-JUST教員と学生が熱心に傾聴し、活発な質疑が交わされました。

今回寄贈された図書は、E-JUSTメインキャンパスの図書館に配架され、教職員や学生に利用されています。

日本財団READ JAPAN PROJECT

【画像】

図書館に配架されたREAD JAPAN PROJECTによる寄贈図書を手に取るハムザ教授

国際交流基金

【画像】岡大使(モニター)、橋本所長(中央左)、アムルアドリ学長(中央右)および国際交流基金からの寄贈図書を手にした関係者

【画像】

国際交流基金関係者のE-JUST図書館視察の様子

【画像】

大野先生による記念講演”Japan’s Postwar Recovery and High Growth 1946-1970”の様子