カタリシスラボとモデル排気システムの完成

2022年10月30日

E-JUST新キャンパス・ラボビルディングには、教育・研究のため有害ガスを取り扱う、または有害ガスを発生させる可能性のある化学反応装置、燃焼機関、汚水処理装置などを取扱う必要のあるラボがInstitute of Basic and Applied Science(BAS), Chemical and Petrochemical Engineering(CPE), Energy Resources Engineering(ERE), Environmental Engineering(ENV)専攻などにそれぞれ複数存在します。

これらのラボを安全かつ有効に運用するためには、排ガス浄化装置付きドラフト、自動バルブ、排気ファンの比例制御装置からなる、専用の排気システムの設計・制作が必要でした。そのモデルとなるカタリシスラボの排気システムが完成、一酸化炭素と水素から触媒反応を用いて有機物を合成する装置の運用などが始まりました。
ラボから離れたガスシリンダー専用区画を設け、各種センサー、安全装置を介してガスを供給する、エジプトの他大学には見られない高度に安全に配慮したシステムとなっています。これをモデルに他のラボにも理想的な排気システムの導入が進められていきます。

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ラボ全景

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反応装置とセンサー、安全システム