日本からのセメスター留学生の手記「非日常」

2022年秋学期にE-JUSTへ留学した日本人学生の宮本菜々さんによる手記を紹介します。

私は2022年9月から2023年2月までの5ヶ月間、E-JUSTに留学しました。エジプトは生涯に一度は訪れたい国の一つだったのですが、まさか本当に行けることになると思っていなかったので、渡航前は心配や不安よりもワクワクが大きかったです。E-JUSTではアラビア語、民俗学、中東研究、ダイバーシティマネジメントの4つの授業を受けました。日本とは違った「エジプト」の視点から学ぶことができ、非常に興味深かったです。また、学生たちの学びに貪欲な姿が非常に印象的で、そんな学生たちにとって、のびのびと学生生活を送りつつも学びにも打ち込める環境が整えられているE-JUSTは、素晴らしい大学だと感じました。さらに、アフリカ全土から留学生を受け入れているため、エジプト人学生だけではなくその他のアフリカ地域出身の学生とも関わる機会がたくさんありました。アフリカという地域の中での多様性に触れることができたことも、E-JUSTならではの経験だったと感じます。

留学中は女子寮にて2人のエジプト人学生と共同生活をしていました。初めて実家を離れ、国籍も文化も何もかも異なる他人との生活に最初は不安でいっぱいだったのですが、共に生活していく中で深い友情を築きあげることができました。休みの日には友達やルームメイトの実家に連れて行ってもらい、現地の生活を直に体験することができたのも、E-JUSTに留学したからこそだと実感しています。

エジプトでの生活は、言語や文化、常識、個人の価値観や考え方の全てが私自身の「当たり前」とかけ離れていて、毎日が本気の異文化体験でした。予定という概念が存在しないので約束をすっぽかされたり、時間の感覚の違いで何時間も待たされたりと、自分の思い通りに事が進まず戸惑うことも多々ありましたが、それが新鮮で本当に楽しかったです。

エジプト社会の一員として生活をした日々は、私の人生においてかけがえのない宝物となりました。

E-JUSTでのとある一日
09：00　起床
10：30　講義開始（科目名：Cultural Anthropology）
12：00　講義開始（科目名：Arabic）
14：00　近くのスーパーに友達と買い物へ
16：00　ルームメイトとランチ作り
18：00　授業で行うプレゼンテーションの準備（科目名：Diversity Management）
22：00　ルームメイトと映画鑑賞
24：00　就寝