E-JUSTアドリ学長JKUAT・PAUSTI訪問

2023年2月28日

2023年2月23、24日にE-JUSTアドリ学長、メカトロニクス工学学科長、プロジェクトメンバーがケニアを訪問し、アフリカ開発銀行(African Development Bank, AfDB)、ジョモケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology, JKUAT)、The Pan African University Institute for Basic Sciences, technology and Innovation(PAUSTI)と今後の連携について協議を行った他、現在JKUATおよびケニヤッタ大学に勤務しているE-JUST同窓生と面談し、E-JUSTの同窓会ネットワークの強化について意見交換を行ないました。

AfDBでは、E-JUSTの紹介を行うとともに、AfDBが実施するJapan Africa Dream Scholarship(JADS)を通じたE-JUSTでの留学生受け入れについて意見交換を行いました。また、AfDBからはE-JUSTがリベラルアーツ教育の中で実施する倫理教育などのプログラムへ関心が寄せられました。
JKUATとPAUSTIとの議論では、E-JUSTの将来像、学科構成、産学連携の状況など多様な質疑応答が行われました。E-JUSTにおけるCenter of Innovative Technology(CINTEC)を通じた特許管理体制や、その職員育成、教員評価を通じた特許申請の促進などの事例がアドリ学長より紹介され、関心を持たれていました。また、卒業生の進路や進学情報を把握することの重要性について、具体的な方法も含めて意見交換を行ないました。
また、今後JKUAT、PAUSTI双方とE-JUST間でMoUを更新すること、TICAD8奨学金について情報共有を密にすることで合意しました。さらにアドリ学長より、パイロット的に各大学が少額予算を拠出し共同研究を一つ立ち上げることを提案されました。
E-JUST同窓生との面談ではE-JUSTの留学生受入れ体制について意見を伺い、在学中における外部資金への申請テクニックや修了後の教授経験の必要性などが提言されました。また、本邦やE-JUST指導教官とのコミュニケーションはコロナの影響で断続的であるものの、将来的には双方の往来を活発にし、共同研究等を実施したいと希望が述べられました。特にケニアでは研究機材や設備が不十分であるため、E-JUSTとの連携は重要との指摘がなされました。また、E-JUST同窓生とのネットワーク強化に向けて、今後はニュースレターなどでEJUSTの状況やグラント情報など多様な情報を提供することが必要である旨、確認しました。

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AfDBでの集合写真

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JKUAT農学部施設を視察

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JKUAT/PAUSTI会議の様子

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E-JUSTアルムナイと