国際ビジネス人文学部・大学院(FIBH)のJSTさくらサイエンスプログラムへの参加と第一期生の活躍

2023年3月26日

名古屋商科大学により採択された国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のJSTさくらサイエンスプログラム(2022年度C科学技術研修、代表者:横山研治教授)が2月に実施され、国際ビジネス人文学部・大学院(FIBH)に所属する大学院生10名及び引率の助教1名の計11人が参加しました。参加者らは、エジプトにおけるビジネス分野のデータサイエンティスト養成に重要なデータサイエンス教授法を学ぶことを目的に、名古屋商科大学で約10日間の研修を受けました。参加した大学院生は、E-JUSTのティーチング・アシスタントとしてFIBHの学部生に基礎科目のチュートリアルを行っており、近い将来、エジプトで大学の教壇に立つことが期待されている人材です。今回のプログラムでデータサイエンス教授法を学んだことについては、参加者から「講義だけでなく、ケース・スタディの活用についての授業も実施され、実践的で学びが大きかった」等の声が寄せられました。また参加者たちは自分自身の研究テーマについても「いつか再び日本に来て学び、より深く研究を進めたい」と意欲的な感想を述べています。

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名古屋商科大学で実施されたさくらサイエンスプログラム最終成果報告会での発表を終えた参加者たち

FIBH大学院博士課程の第一期生であるOla Ibrahimさんも本プログラムの参加者です。帰国後、2023年3月19日にOlaさんの博士学位論文審査会が開かれました。Olaさんは日本の“カイゼン”の評価システムの構築をテーマとした研究をしており、名古屋商科大学Frendy准教授がアドバイザーとして指導していました。初のFIBH博士号の授与となります。

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博士学位論文審査会でのOlaさん(中央)と、指導教授および外部審査委員を含む4名の審査委員

また、FIBH学部の第一期生のひとりであるMohamed Ahmed Al Shaikhさんは、文部科学省の国費外国人留学生制度に合格し、2023年度中に東京工業大学への留学を予定しています。2017年秋に開講されたFIBHから卒業生が輩出され、今後の卒業生たちの活躍が期待されています。

本プロジェクトは、引き続きE-JUSTの国際ビジネス人文学部(FIBH)が自立して日本の大学と交流しつつ、ユニークかつ質の高い教育・研究を継続していくことを目指して、E-JUSTと日本の大学との積極的な交流を支援します。