第一期TICAD7留学生の卒業

2023年4月27日

2020年秋学期に入学した26名の第一期TICAD7(The 7th Tokyo International Conference on African Development)留学生のほとんどが無事学位を取得し、帰国しました。TICAD7奨学金プログラムは、アフリカにおける科学技術人材を育成し、将来の科学技術ネットワークの構築に貢献することを目的として、アフリカ諸国からの留学生をエジプト日本科学技術大学(E-JUST)の工学系修士課程に受け入れるもので、費用は日本、エジプト両国政府が共同で負担しています。

本プログラムの第一期生は2020年の秋学期と2021年の春学期に入学しました。新型コロナウイルス感染症の影響で、入学時期を延期あるいは辞退せざるを得なくなった合格者もいましたが、9か国から総勢31人の留学生が10個の専門分野で修学しました。留学生はE-JUSTが主催する様々なイベントにも積極的に参加し、E-JUSTの国際化や多文化共生社会の実現に貢献しました。第一期生に続いて、第二期生54人、第三期生43人がE-JJUSTにて専門学習・研究に励んでいます。

ほとんどの卒業(修了)生が博士課程へ進学して学業・研究を継続することを希望していること、また博士学位が大学の教員・研究者となるための資格要件となりつつある状況に鑑み、博士課程を主な対象としてTICAD8奨学金プログラムも開始され、今年の秋学期に15人の留学生の博士課程への入学が予定されています。TICAD7、TICAD8の卒業(修了)生は、アフリカ諸国の高等教機関や研究機関のネットワークの構築と共同研究の促進に重要な役割を果たすことが期待されています。

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最終試験(論文発表)

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最終試験(論文発表)

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最終試験を終えて

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最終試験を終えて