JICAボランティアの活動紹介

2023年6月11日

2021年10月よりE-JUSTにJICA海外協力隊として派遣されている本間尚(ほんまたかし)さんによる活動を紹介します。

私は、E-JUSTでJICA海外協力隊の青少年活動隊員として活動しています。これまで学生会や学生クラブと一緒に、イベントやワークショップの開催、学生活動の体制構築に取組んできました。

活動の一環として、5月14日、15日にボルグ・エル・アラブ地域のEgypt-Japan School(EJS)2校にE-JUSTの学生と訪問し、日本文化に関するセッションを行いました。この活動では、学生がこれまでE-JUSTで行ってきた日本文化に関するイベントやワークショップの経験を基に内容を考え、教材を作成し、EJS2校で約400人の子ども達に日本文化を通じた学び場を提供しました。

セッションはE-JUSTの学生自らが運営し、折り紙・切り絵・紙芝居・カルタ・日本語の5つの日本文化をEJSの子どもたちに実際に体験してもらいました。学生が紙芝居を読み終わると、子どもたちは積極的に手を挙げて感想を発表していました。また、E-JUST学生が作成したアラビア語と英語のカルタを楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿も印象的でした。この活動を通じて、E-JUSTの学生とEJSの児童が交流する機会を創出することが出来たと共に、学生は、自らが企画・運営した活動を子どもたちが楽しむ姿を見て、大きな刺激を受けていました。

E-JUSTの学生は、学生活動の中で地域の小児病院や孤児院との交流も行っており、このように学生自身がE-JUSTで学んだ知識や経験を地域社会に還元できるような活動を通じて、彼らの社会性を育むと共に、E-JUSTが地域の発展をリードしていけるような存在になる事が期待されています。

本間尚

子どもたちに折り紙を教えるE-JUSTの学生

子どもたちとカルタを楽しむE-JUSTの学生


E-JUSTの学生が翻訳・作成した紙芝居

E-JUSTの学生による日本語のセッション