第1回半期評価会とワークショップを開催

2021年10月28日

プロジェクトは、東部地域対象12市の各市役所から代表3名を招集して、プロジェクト活動の半期評価会とワークショップを2日間にかけて開催しました。首都からはカウンターパート機関である社会開発投資基金(FISDL)の技官や日本人専門家と、東部地域で活動するローカルコンサルタントら、プロジェクト関係者が参加しました。

初日午前中は、2018年から先行して活動している第1グループ6市が活動の発表を行いました。プロジェクトが提供した発表フォーマットに沿って、基本情報、公的・民間機関との連携活動の内容、集落開発計画(PACO)活動の進捗状況及び同活動における課題と対策、市レベルにおける社会開発モデル構築の進捗状況を共有しました。午後には、集落開発計画の12市の進捗状況を比較するとともに、次期半期評価会までの到達目標についての確認、そして、社会開発モデル構築に向けた取り組み、特に市開発計画(PEP)の活用方法や市民会議構築について意見交換を行いました。

2日目は、参加者が3つのグループに分かれ、それぞれ「集落開発計画のモニタリング評価とフィードバック」、「集落開発計画から市レベルでの活動への連動」、「集落開発計画における組織間連携」について、いくつかの市の実践例を共有した後に、実践的で簡素化された手法の導入・試行に向けた話し合いを行いました。最後に、各グループが検討した実践手法を発表し、次期半期評価会まで試行し、その成果を検証することで合意しました。

2日間の評価会及びワークショップを終えて、プロジェクトの活動方針と目標が関係者間で共有できたと同時に、社会開発モデル実践については、既に数市でその取り組みが試行されていますが、関連活動のプロセスを標準化させていく筋道ができたことは何よりの成果でした。参加者からは、「不透明だった手法が明らかとなった。」「大変勉強になった。これから実践してみたい。」など、前向きな意見が聞かれました。

次回の半期評価会は2022年2月23・24日に開催する計画です。

【画像】各市で集落開発計画に取り組んでいる集落数(青:2021年7月、橙:同年8月、緑:同年9月)と次期半期評価会までの目標数(赤色)

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第1回半期評価会。感染リスクを考慮して、間隔を広く取って開催しました。

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グループワークで実践的な手法を検討しました。