第2回Intensive Workshopが開催される!

2017年10月31日

ガイドライン作成のさらなる完成に向け、8月9日~11日の3日間、集中的に議論を行うべく東部州にて合宿(Intensive Workshop)を行いました。第2回Intensive Workshopの開催の目的は以下のとおりです。

1)第1回Intensive Workshopでの討議内容を総括し、ガイドラインに反映する知見を共有する
2)ガイドラインの章立てを再検討し、その具体の内容について議論する
3)来年に予定している第二回試験施工に反映すべき事項を把握する

これまでDFR本部で行われていたTechnical Workshopとは違い、Intensive Workshopは泊まり込みで集中的に議論することで、関係者とより深いところで意見を交換しながらガイドラインの作成作業を進めることができます。このIntensive Workshopでは、政策を管轄するDFR本部と試験施工の現場を管轄する東部州事務所の技術者が参加し、プロジェクト関係者が一堂に会して議論する貴重な機会となりました。

DFR本部は、LBTを用いた表層瀝青処理の技術基準や工事仕様書、既存のガイドラインなどとの適合性、あるいは制度面において反省すべき事項について指摘がなされました。一方、東部州からは、試験施工の現場を管理した経験から、品質管理や使用機材の管理、施工手順、労務管理など実務面から多くの指摘がなされました。Workshopでは、双方の意見を関係者全体で共有しながら、ガイドラインの概略を作成していきました。

2回にわたるIntensive Workshopで議論した内容は、11月に予定されています国際会議に論文として提出予定です。国際会議には、第三国研修の一環としてカウンターパートも参加し、その代表者がプレゼンテーションを行う予定です。このIntensive Workshopの成果を踏まえながら、引き続きより良いガイドラインの作成とLBTを用いた瀝青表層工の普及に向け、団員一同業務に努めて参ります。

(家久冬萌/業務調整)

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プレゼンテーションに聞き入る参加者

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意見交換が高まり発表者の周りで議論が始まる様子