プロジェクトが開始されました

2017年1月31日

2017年1月10日、グアテマラにて前期中等教育数学科の教材開発と教師教育の改善に取り組む2年半のプロジェクトが開始されました。プロジェクトでは、3学年分の数学科教科書・指導書の作成と、教師教育の改善にむけた取り組みを実施します。

プロジェクト開始に当たり、カウンターパート機関であるグアテマラ教育省ならびにサンカルロス大学中等教員養成課程へ表敬後、日本人専門家とグアテマラ側のプロジェクトメンバーでキックオフミーティングを開催し、教科書・指導書の編集方針、執筆計画、教材の構成について協議しました。また、現地の公立中学校を訪問し、数学の授業を観察しました。日本の1時限50分とは異なり、グアテマラでは1時限35分と前期中等教育としては授業時間が短く、授業の組み立てが難しいという印象でした。さらに、1月23日から27日まで、日本からJICA専門家(木村英一特別嘱託)を招き、3学年分の「関数」単元のレビューと学習指導計画の作成を行いました。チームとして徐々に作成する教科書のイメージが固まってきました。

2年半という短い期間の中で、3学年分の教科書・指導書作成と教師教育を実施するという盛沢山のプロジェクトですが、チーム一丸となって一歩一歩前進していきたいと思います。グアテマラでどのような教科書・指導書ができあがるのか楽しみにしてください!

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グアテマラカウンターパート

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執筆チーム全体会議の様子

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中学校1年生の授業観察

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木村専門家によるワークショップ