母子栄養改善のための組織間連携シンポジウムの開催

2023年3月7日

2023年3月7日、JICAグアテマラ事務所との共同開催にて、「母子栄養改善のための組織間連携シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムは、関係機関と分野横断的な母子栄養改善への取り組みを検討し、マルチセクトラルなアプローチの推進を図ることを目的としており、母子栄養に関連する様々なグアテマラ政府機関をはじめ、開発パートナー、JICA関係者など約140名が参加しました。

開会の辞の後、プロジェクトより第1期に実施したベースライン調査の結果報告として量的・質的データの分析に基づく対象地域の母子栄養状況・課題と、本調査結果を踏まえた第2期のプロジェクト活動計画を共有しました。加えて、プロジェクトの専門家(栄養)より活動に携わる人々への参考として、日本の栄養改善の経験についてオンライン講演を行いました。さらに、JICA専門家(開発政策アドバイザー)により、本プロジェクトでも取り入れている住民参加を促す生活改善アプローチについて講演をいただきました。

講演に続き、JICAグアテマラ事務所、保健省、大統領府食糧栄養安全保障庁、農牧食糧省の代表が登壇し、「マルチセクトラルなアプローチの推進」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

シンポジウムの最後には、本プロジェクトのディレクターである保健省プライマリ・ヘルス・ケア担当次官より、「本シンポジウムは、国が変わるきっかけを生み出しました。シンポジウムに集った機関・人々の協力とコミットメントがあれば、住民による主体的な栄養改善が行われ、人々の生活を向上させることができます」と協力の重要性を強調する力強いメッセージが述べられました。

【画像】シンポジウム会場の様子

【画像】パネルディスカッション登壇者とプロジェクト関係者の記念撮影