プロジェクトニュース第1号

2021年12月26日

ナクル・カウンティにてバリューチェーンプラットフォームを実施しました!

Fu Jambo!(こんにちは)。SHEP Bizのコンポーネント2から初めてのお便りです。私達コンポーネント2は、SHEP Bizのコンポーネント1の皆さんと協力し、アグリビジネスの推進と、商品が生産から顧客に届くまでを一つの繋がりとして見ることで、課題の解決を目指すバリューチェーン(以降VC)の2つを大きなテーマとし活動を行っています。プロジェクトの対象地域は、調査によって既に5つのカウンティと作物が選抜されており、今回はその5つの対象カウンティの1つであるナクル・カウンティでのVCプラットフォームについて、ご報告します。

2021年11月25日(木)と12月2日(木)の2日間かけ、ナクル・カウンティで農家と農業ビジネス関係者(集荷・輸出業者や銀行等)、カウンティ職員を対象とし、アボカドのVCプラットフォームを開催しました。今回のVCプラットフォームの目的は、農家、集荷業者、カウンティ職員等が集まり、情報共有や関係作りを強化するとともに、アボカドが生産から消費されるまでの流れの中で、それぞれの立場の人達がどんな課題を抱えているか、どうやったら課題を解決できるか、解決にはどんな支援や連携が必要か話し合い、今後の活動計画を作成することでした。

当日は約30名が参加し、SHEP Bizの活動紹介や農家、輸出業者、銀行からの情報共有があったのち、私達のカウンターパートであるコンポーネント2のNabeaさんからVCの説明、活動計画を策定する上での考え方が共有されました。その後、それぞれが抱えている課題や情報を交換することで、多角的な視点から議論が行われました。その結果、今回のワークショップでそれぞれの課題や考えられる解決策が整理され、活動計画の骨組みができ、2022年からはこの計画をさらにブラッシュアップしていき、活動の実施を行っていきたいと思います。

また、今回のVCプラットフォームでは選挙にて、プラットフォームのリーダーが参加者のなかから任命されました。リーダー等の役職が決定することでチームとしての意識も強くなり、参加した農家、カウンティ職員、民間企業の皆さんもやる気に満ちた表情をしており、これからの活動の成功が大きく期待されます。

今後の予定として、他のプロジェクト対象地である4カウンティについても、同様にVCプラットフォームを行い、順次活動を開始していきます!それでは!Siku njema!(良き一日を!)

【画像】

VCプラットフォームの様子

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VCプラットフォームの様子