第三国研修の実施

2019年12月8日

2019年11月24日から12月8日までジョージア国で第三国研修を実施しました。(メンバー13名、管理員2名)現在、プロジェクトでは生乳バリューチェーンモデルの整備を開始しており、この段階でキルギスと似た環境でEEU基準を満たす努力をしている国の実情を一つのモデルとして現地視察することが、同活動にとって有意義であると判断されたためです。整備中の生乳バリューチェーン上の各段階の関係者が、研修先でそれぞれの先進モデルを学習し、帰国後にキルギスでの応用を図ることにより同活動推進に資することをねらいとしています。具体的には、次のようなところについて研修できました。

生乳バリューチェーン整備に係る酪農場での生乳生産(搾乳衛生、乳房炎対策、生乳保管、飼料生産、飼養管理等)、生乳流通・加工(生乳の検査、生乳の輸送、輸送機器の衛生管理、生乳販売価格管理)、当該分野を管轄する農業省及び検査機関、関係機関である酪農協会等における知見について等々です。研修期間中、上記を整備していくにあたって、どの部分を、どのように改善していく事が必要か、あるいは可能か、について考え、日程を終えて宿舎に戻ってからも連日深夜までの熱い議論が行われました。これから、研修で得た知見や経験を参考としながら、今後どのように具体的活動を進めていくかというアクションプラン(行動計画)を作成して、実施に向けた意見交換、協議を参加者・関係者間で行ってまいりたいと考えております。

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飼料生産・利用について学習中

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生乳検査について学習中

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乳製品加工について学習中