MA-SHEPが第2バッチ対象地域の農家への技術研修をモニタリングしました

2019年8月8日

2019年7月21日から26日までの6日間は第2バッチ活動実施のカロンガ県、チティパ県、ムズズ県、ムジンバ県、カタベイ県、ルンピ県で農家への技術研修をモニタリングしました。対象県が広範囲に渡るのでモニタリングチームも2班に分かれて実施しました。

モニタリングの対象は第2バッチ活動実施県の普及員と農家グループです。各普及員は紙芝居を持参して農家グループを訪問し、圃場整備から播種・施肥管理・病害虫管理・水管理・収穫/収穫後処理などの各ステップで重要な技術を紹介しています。また、ぼかし肥料・液肥・トウモロコシの残渣を活用したバイオ炭の作り方を演習方式で教えています。

例えば、ルンピ県では普及員から習ったぼかし肥料の効果を確認するために、農家が圃場で比較実証栽培を実施していました。MA-SHEPでは農家が新しい技術を受け入れる際は、百聞は一見に如かずということわざのように、その効果を比較し、納得して使うことを推奨しています。また、ムジンバ県では農家が上手に作ったバイオ炭を見せてくれました。これから自分の圃場で効果を試してみると話してくれました。今後の作物の生育が楽しみです。反対に、今回のモニタリングを通じて多くの農家が総合的病害虫管理に関しては課題を抱えていることが確認され、普及員による更なる技術指導が期待されます。

農家への技術研修はまだ始まったばかりです。これから農家が新しい農業技術を身に付け、市場調査を通じて選んだ園芸作物をしっかり栽培・収穫・販売することが期待されます。

【画像】

農家への聞き取り(ルンピ県)

【画像】

普及員への聞き取り(ルンピ県)

【画像】

農家圃場の視察(ムジンバ県)

【画像】

農家への聞き取り(ムジンバ県)