マラウイ農業副大臣がMA-SHEP対象農家グループを訪問しました

2021年6月8日

2021年6月8日(火)、アグネス ンコマ農業副大臣が、第1バッチ対象サリマ地方農政局コタコタ県の対象農家グループChitsanzoを訪問しました。

この機会に、Chitsanzoグループのメンバー代表が、MA-SHEPの活動とその成果についてンコマ副大臣に説明した後で、メンバーが契約栽培しているというマメの種子生産圃場を視察しました。このマメの種子生産は、MA-SHEPが開催した全国レベルのステークホルダーワークショップにグループのチェアパーソンが参加したことがきっかけで、その関係者と出会い、契約栽培が始められました。MA-SHEPの市場調査で新しく開拓した全寮制の学校給食用の野菜販売(トマト、からし菜)がコロナ禍の学校閉鎖で影響を被った時も、種子の契約栽培に助けられたとのことでした。

Chitsanzoグループでは、2018年にMA-SHEPの活動を始める以前は、「農産物を販売する市場を探してくれ」と普及員を責めていそうですが、MA-SHEPの活動を通して、農家自身が市場を探していくという姿勢に変わってきています。農家の中には、家族全員で相談して作成したアクションプランに沿って、どんな作物を、いつ、どのくらい生産し、誰に、どのタイミングで販売するか、利潤で何を買うかを決めている、と満足そうに活動紹介していた方もいました。

農業副大臣にMA-SHEPの活動を紹介するとともに、Chitsanzo農家グループのモティベーションが上がる機会にもなりました。

【画像】

マメの種子生産圃場の視察

【画像】

マメの種子生産圃場の視察

【画像】

グループのメンバーが新築した家