第4バッチ対象地域で普及員と農家グループ代表向けのMA-SHEP啓発ワークショップを実施しました

2021年12月7日

2021年10月25日から29日までの期間、第4バッチ対象地域の7県農業事務所のMA-SHEP運営チームが、普及員と農家グループ代表向けの「啓発ワークショップ」を実施しました。各県のMA-SHEP運営チームは、10月上旬に実施したMA-SHEP実施者研修の後、「グループ選定基準」に基づき、各県農業事務所で5つの対象農家グループを選びました。同ワークショップには、選ばれた農家グループの代表2名(男女各1名)と、それらグループを担当する普及員、そして担当普及員が所属する普及所の所長が招かれ、SHEPアプローチのコンセプト、プロジェクトの概要と進捗、そしてMA-SHEPパッケージ実施に伴う役割と責任を学びました。Machinga県の農家代表からは、「我々がいつも困っているのは作物を収穫した後に市場が見つからないことだった。市場を探してから、作物を育てるというコンセプトを聞いてとても理にかなっていると納得した。どのように活動を進めていったらよいのか早く知りたい。」といったコメントがありました。

また、Dedza県では、ワークショップの情報を聞きつけた県知事が忙しいスケジュールを調整し、挨拶に来てくださいました。8月下旬に実施したMA-SHEPプロジェクトによる県知事表敬訪問でプロジェクトの概要を聞き、実際にどのような活動が行われるのか興味を持たれたとのこと。これからプロジェクト活動の主役となる普及員たちに、「MA-SHEPプロジェクトの担い手は、あなたたちである。県の代表としてプロジェクトが成功するよう頑張ってほしい。あなたたちの活動に大きな期待をしている。」と力強いメッセージを送っていただきました。県知事表敬訪問の重要性を再認識し、今後の同県からのサポートを期待します。

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発表を行うNtcheu県農業事務所のMA-SHEPデスク・オフィサー(ブリジット・チャンディンバ氏)

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Lilongwe West県農業事務所にて補足説明をするプロジェクト・コーディネーター(アンドリュー・チャマンザ氏)

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ワークショップで質問をする農家グループ代表(マチンガ県)