MA-SHEPが第4バッチ対象地域を対象にした技術研修を開催しました

2022年8月5日

2022年4月25日~29日(5日間)と5月9日~13日(5日間)の期間、リロングウェにおいてリロングウェとマチンガ地方農政局のそれぞれの対象県の普及員に対して技術研修を実施しました。研修では、対象農家グループがマーケットサーベイを通じて選んだ園芸作物の栽培方法や農業技術に関する講義に加え、3日間の実技演習が行われました。

講義では、園芸作物生産に関する農業技術の他に、学んだ農業技術を効果的に農家グループに伝えるための演習の仕方を含めて、普及員の能力向上を図りました。実技演習においては、ボカシ堆肥、液肥、バイオチャー、播種育苗、移植、施肥、圃場管理、総合的病害虫管理の項目に関する重要な技術やコツについて研修を行いました。

また、実技演習は普及員全員が各項目の実技を行い身近で参加できる様に、少人数のグループで学べるように工夫しました。その中で普及員はファシリテーターとインタラクティブに質疑応答を交わして、MA-SHEPが推奨する多くの技術や情報を吸収できたことと思います。

研修の最後には、普及員が研修で学んだ農業技術を農家グループへ教授するためのアクションプランを作成しました。各普及員はアクションプランを基に農家グループを訪問し、農業技術を伝えていきます。これから対象農家グループがマーケットサーベイを通じて選んだ園芸作物を計画的に栽培、収穫、そして販売することが期待されます。

今回の研修においては、テレビ局、新聞社から取材が行われ、プロジェクトと研修の内容が報道されました。MA-SHEPの研修をマラウイ全土にアピールすることができた非常に有意義な研修となりました。

【画像】グループ写真 Lilongwe ADD

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ボカシ堆肥作成演習の様子

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タマネギ保存演習の様子