本邦研修

2016年7月28日

2016年6月20日〜27日までの6日間の日程で、プロジェクト研修用機材の維持管理およびTRI法の手技について学ぶことを目的に、研修機材の保守管理を担当するメキシコ国立循環器病院のガスカ・ガブリエル技師とプロジェクト技術チームメンバーであるラ・ラサ病院のガルシア・アンドレス医師の2名が本邦研修に参加しました。

本研修では、研修用機材の維持管理について、プロジェクトで調達した3種類の研修用機材(TRIカテーテル操作用シミュレータ、心臓カテーテル法操作取得用血管モデル、橈骨動脈穿刺モデル)の基本的な使用方法、具体的な機材の保守管理ならびに血管モデル内への疑似病変の形成・管理などについて、テルモメディカルプラネックスでの実習を通じて学び、一般的な研修用機材の維持管理について、5S-改善手法(日本の産業界で開発された職場環境改善及び品質管理の手法)の講義および5S-改善手法を実践する荏原病院の見学をしました。TRI法の手技について、湘南鎌倉総合病院の齋藤副院長から治療現場の見学を通じて指導を受けました。

2名の研修員からは、「機材の使用方法や保守管理の必要性について理解できとても良い経験であり、これら日本で学んだ事柄について、メキシコで活用していく」、「日本で訓練する機会を持つことができ、TRI法がとても素晴らしい手技の一つであることに再度気付くことができた」との感想を聞くことができました。

プロジェクトは、本研修を通じて習得した研修用機材の維持管理に関する技術・知識とTRI法の手技について、研修員のさらなる知識・技術の定着のために継続支援を続けていきます。

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テルモメディカルプラネックスにて、研修機材であるTRIシミュレータの使用方法について学んだ。

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湘南鎌倉総合病院にて、齋副院長からTRI法の手技について指導を受けた。