プロジェクト第2回研修の実施

2016年11月8日

2016年10月22日〜25日までの4日間の日程で、第2回TRI法導入・普及のための技術研修を実施しました。第1回研修と同様に今回の研修も、プロジェクトの実施機関であるメキシコ国立循環器病院内の研修室で行われました。

今回の研修には心臓インターベンション専修医9名の他、所属病院にて指導医の立場にある心臓インターベンション専門医2名も参加しました。
この研修にはJICA短期専門家として湘南鎌倉総合病院の循環器科医師が派遣され、技術チームメンバーに対して研修計画や教材、研修実施について、研修内容の再現化の課題改善に向けた助言・提案を行いました。特に研修教材について、TRI法の専門的な知見から助言を行うとともに、引き続き研修実施を繰り返しながら教材の質の向上を図れるようにし、今後この研修資料のパッケージ化に向けた提案を行いました。プロジェクト終了時には、パッケージ化された研修資料をメキシコだけでなく、他の中南米地域でも活用できることを目指しています。
また短期専門家が、研修中に講義と事例検討を担当する機会があり、その講義にはメキシコ国立循環器病院関係者の聴講希望もあり、日本の治療技術に対する関心が伺えました。
前回の研修では研修員からTRI手技が見にくいとの意見があり、今回は、研修員からTRI手技の説明を見やすくするために新たに大型モニターとU字型机を整備しました。プロジェクトは研修内容だけでなく研修環境も改善し、更に充実した研修になるよう取り組んでいきます。

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U字型の机が整備された研修室

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JICA短期専門家による講義