教育研究グループ成果発表会の開催

2017年11月2日

本プロジェクトが2016年より取り組んできた「教育研究グループ」活動では、モンゴル生命科学大学獣医学部、同大学獣医学研究所、国家中央獣医ラボラトリー、ウランバートル市獣医局の4組織が協働で8つのテーマ別教育・研究活動を展開してきましたが、10月12日に、一般公開イベントとして同活動の成果発表会が開催されました。

当日は70名以上の参加者が集まり、北海道大学からは10名のJICA専門家が成果発表の審査員として出席し、発表と質疑はすべて英語で行われました。これまで、JICA専門家と二人三脚で行ってきた教育研究活動を発表するモンゴルの研究者達の姿は真剣そのもの。審査員と会場からも鋭いコメント、質問が飛び交いました。活動2年目となり、活動成果が大きく挙がったグループもありました。モンゴル側の発表者にとって、この成果発表会を一つのゴールとして取り組んできたことはもちろん、規律ある場での発表の機会を持つこと自体大変意義のあるものとなりました。

今後は、この度の評価を受けてさらなる教育研究活動の発展が期待されます。例えば、今回の発表会で最優秀教育研究に選出された「豚コレラ教育研究グループ」の活動は、未だモンゴルで発生し続ける豚コレラのコントロール、豚コレラワクチンの適切な普及、豚コレラに関する専門家の育成等を目的として行われており、近年拡大しているモンゴルの養豚産業の振興と日本の養豚産業を守るために重要な役割を果たす活動です。

また、同発表会は現地での注目度も高く、10月10日に開催された関連シンポジウムと併せると計11社のメディアが取材に訪れ、2日間に亘りテレビや新聞で報道されました。

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発表会の様子

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繁殖学教育研究グループのメンバー

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質疑応答の様子

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審査員を務めるJICA専門家達

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TV局のインタビューに応じる佐藤所長