2016年8月のニュース1:短期専門家、東京農工大学・豊田剛己教授による「化学分析」分野の研修

2016年8月31日

8月21日に着任した豊田教授は、当日中に、研修に利用する機器の下調べや担当カウンターパートと研修の打ち合わせを行い、22日から30日までSoil and Water Management Scienceの「分析化学」分野の研修を行った。土壌微生物と分析化学に関する基礎的な講義とともに、無償資金協力プロジェクトで供与した研究設備に関して、(1)実験機器の体系的な使用方法、(2)各種機器の具体的な使用方法ならびに維持方法、ならびに(3) 各種機器の農業研究への応用について助言・指導が行われた。受講者は、各学科から指名された受講生13名、自主的な参加者22名で、計35名が講義ならびに実験器具使用実習に参加した。
講義内容は、化学分析とその結果を統計的に処理するための基本理論(精度、有効数字と有意差、実験計画など)と計算実習、Gas Chromatography(GC)、High Performance Liquid Chromatography(HPLC)、UV-VIS SpectrophotometerおよびReal-time PCRの使用について実習が行われた。

また、8月29日には、YAU- JICA TCP Special Lecture Seriesの第7回講演として、Approach to Sustainable Crop Productionのタイトルで講演をいただいた。

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豊田教授と参加者

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ガスクロマトグラフィーの操作実習