2016年10月のニュース3:国別集団研修の実施

2016年10月31日

先月13日に行ったPre-departure Briefingに続いて、10月5日、YAU教員による準備会合、14日午後のJICAミャンマー事務所でのブリーフィングを経て、15日ヤンゴン発、翌16日早朝、研修参加者10名全員が成田国際空港に到着しました。
一行は、東京農業大学、東京農工大学農学部、千葉大学園芸学部、名古屋大学大学院生命農学研究科・国際農学教育協力研究センター、京都大学大学院農学研究科・学術研究支援室・東南アジア研究所、九州大学大学院農学研究院を順次訪問し、法人化後における日本の各大学(農学部等)の(1)教育・研究マネジメントに関する取り組み、(2)研究に基盤をおいた学生指導の実態、(3)研究費獲得など研究推進支援に関わる取り組み、などについて学習・視察を行いました。
プロジェクトと各大学で事前に研修内容を詰めていた甲斐もあり、短時間ではありましたが効果的な学習・観察の機会を得ることができました。いずれの大学もこれまでYAUから留学生を受け入れた実績があり、今後ともYAUとの学術交流を発展させていくことに強い期待を寄せており、研修訪問団を温かく迎えてくれました。
10月28日には、JICA中部センターで研修成果報告会が開催され、上記の3つの目的に応じて編成された3グループの代表者が研修の成果について報告し、意見交換を行いました。また、同日午後には評価会が開催され、それぞれの評価項目について研修参加者全員が目的は「達成できた」、内容に「満足」との評価を与えており、研修が効果的に実施されたことが伺えました。一方で、スケジュールがタイトで各大学の訪問時間が短く、より深く意見交換をするための十分な時間がなかった点が改善点として指摘されています。次年度以降はより課題を絞り込み、それについて十分な時間をかけた研修を実施すべく、改めて検討を進めていきます。

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千葉大園芸学部の招待で来訪中のYAU
訪問団一行とともに記念撮影(10月19日)

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研修修了証を手にする研修団一行
(10月28日、JICA中部センター)