2017年2月のニュース3:SEARCAとのGeneral Education(教養教育)研修の共同開催

2017年2月28日

YAUがSEAMEO/SEARCAと協議し、プロジェクトが支援するかたちでGeneral Educationに関する研修ワークショップ(Short Course on General Education Program in Addressing Food Security)を共催しました。ワークショップは2月20日〜24日にかけて開催され、SEAMEOから派遣されたDr. Daylinda Cabanillが講師を、Dr. Maria Cristeta N. Cuaresmaがファシリテーターを務め、General Educationの概念と教授法、教室学習と経験学習(experiential learning)、教材開発、コースデザインなどについて、受講者たちを積極的に参加させるグループ討議を進めるかたちで講義と実習が行われました。

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講師のDr. Daylinda Cabanillaと受講者たち(2月20日)

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ワークショップ修了式(2月24日)

開会式・修了式に農業畜産灌漑省(MOALI)事務次官Dr. Tin Htutが出席するなど、この課題に関するYAU指導部の関心は高く、YAUの将来のカリキュラム改革にとって重要な課題となる教養教育(あるいは共通教育)の導入について示唆的な講義と実習となりました。ただ、これまでYAUでは、語学教育や基礎科学に関する科目が基礎科目(専門科目に先立つ導入科目)として位置づけられていただけで、教養教育という概念が根付いていないため、人文科学・社会科学も含めた教養教育の導入については、人的資源や財源面での課題に加えて、専門科目との調整が必要となるなど、解決すべき多くの課題があることが参加者のあいだで共有されました。