新型コロナウイルス感染対策のための水道事業体に対する衛生設備の配布【第三弾支援】

2021年3月1日

新型コロナウイルスへの対策として、衛生的な水での手洗いを確実にするため、第一弾及び第二弾支援を通じてネパール国内の63の水道事業体に塩素剤を配布しました。
これらの事業体の中には、塩素剤を注入する設備を持っておらず、人力で注入を行っていたり、消毒剤が注入されていることを確認するための水質検査キットを持っていない事業体があるため、配布した塩素剤が確実に注入されているか懸念がありました。

また、新型コロナウイルス感染者の増加に伴う隔離施設の収容者の増加により、手洗い設備やトイレの確保など、衛生設備の整備が追い付かず、隔離施設の衛生環境が十分に整っていない状況が生じていました。

この様な背景から、国際協力機構(JICA)は、現在実施中の本プロジェクトの活動を通じて、ネパールにおける新型コロナウイルス感染対策の第三弾支援として、塩素剤注入設備、水質検査キット、手洗い用タンク、簡易トイレの調達・配布を2020年12月から2021年2月にかけて行いました。

支援内容

・塩素剤注入設備:2水道事業体
・水質検査キット:9水道事業体
・手洗い用タンク:15セット
・簡易トイレ:6セット

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塩素剤注入設備

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水質検査キット

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手洗い用タンク

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簡易トイレ