チナル保健セクターがチョンタレス保健管区住民集会でESAFC活動を紹介

2017年6月28日

ニカラグア保健省の「家庭地域保健モデル」に基づく住民主体の保健活動を、プロジェクトは家庭地域保健チーム(ESAFC)の強化をとおして支援しています。

6月28日、チョンタレス保健管区事務所(SILAISチョンタレス)は管轄する10支所から、コミュニティネットワーク(RC)メンバーと地域住民を集め、SILAISチョンタレス住民集会を開催しました。保健省からは保健官房長が、チョンタレス県からはSILAISチョンタレス局長と与党サンディニスタ党県代表が出席し、各支所から医療従事者、RCメンバー、住民代表者ら総勢300人が参加しました。この集会は、保健医療サービスに関して、RCや住民から直接意見を聞く会となりました。

この中で、プロジェクトのパイロット保健セクターであるアコヤパ支所チナル保健セクターのRCメンバーが、ESAFC活動を紹介しました。チナル保健セクターのRC代表者は、「地域の現状を一番理解しているのは、住民であり、住民が一つとなり、市役所や保健省と連携して、地域の問題に取り組むことが大切だ」と述べました。また、RCの活動により、保健施設の無かったチナル集落に“保健の家”(民家や集会所の一角を利用した簡易保健ポスト)が建設され、医師・看護師が常駐するようになりました。住民は、保健施設をさらに充実させるため、市役所に保健ポストの設置を申請し、7月にはその建設が始まると報告されました。集会の最後に、SILAIS局長から、ESAFC活動はSIALISチョンタレスの10支所、87か所の保健セクターすべてで実施されていることが強調され、会合出席者に対して活動への参加と協力が要請されました。

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SILAISチョンタレス住民集会の様子

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発表するチナル保健セクターのボランティア