医療機材供与

2018年7月26日

プロジェクトでは、医療サービスの質向上を目的として、研修による医療従事者の技術向上のほかに、医療施設に対して、母子保健の基礎医療機材(血圧計、体重身長計、ネブライザーなど)や緊急搬送用機材(蘇生機材、酸素ボンベなど)を中心に供与しました。プロジェクト開始後、初期段階に一次病院、保健センターや保健ポストと地域病院を中心に配置しました。後期には、一次病院や保健センターの母子保健診療に必要な臨床検査機材(双眼顕微鏡、分光光度計、遠心分離機)や母子救急患者に必要な機材(パルスオキシメーター、心電計)の供与を実施しました。

これらの機材については、両SILAISで選定し、本省で具体的な機材スペックと機材リストを作成しました。また、機材調達のために、保健省とJICAニカラグア事務所の職員で構成する機材調達委員会を設置し、保健省が希望する機材が的確に調達できるよう、委員会で医療機材業者から提出された見積書や機材仕様書を精査し、機材受け取り時には厳正な検収をしました。

これらの機材は、合計1,958点に上り、165カ所の医療施設および臨床検査所に設置されました。

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機材調達委員会で見積書の精査を行うメンバー

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一次病院に供与された双眼顕微鏡

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一次病院に供与された遠心分離機

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パルスオキシメーターで患者を観察する看護師