道路斜面対策工フィールドトレーニング実施

2019年1月22日

DPWH技術者への道路斜面対策工技術の普及促進を図るため、道路斜面パイロットプロジェクトを全リージョンにおいて実施中です。パイロットプロジェクト実施に当たって、専門家とカウンターパートは、現地リージョン技術者と一緒に、対象箇所の選定、対策工法の選定を行い、契約手続き、工事施工管理、工事完了後のモニタリング等の支援を行っています。また、工事実施中に、専門家が支援しながらカウンターパート中心に、フィールドトレーニングを行い、参加者へ道路斜面対策技術の移転を図っており、ミンダナオ島にあるリージョンXでは12月3日~5日、ルソン島にあるリージョンIV-Aでは、12月11日~13日に実施しました。

フィールドトレーニングでは、3日間で第1日目(講義)、第2日目(実技研修)、第3日目(討議)で実施しています。講義では、道路斜面災害の種類及び原因、対策工選定方法、採用した対策工法等の説明を学びました。現場では、対策工を実施している現場において、使用する材料、施工方法等を学びました。最終日は、現場で学んだ対策工法技術について参加者をグループごとにテーマを決め、プレゼンテーション、ディスカッションを行い、より深く技術の理解を図りました。参加者からは、多くの質問があり、有意義な研修となりました。

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第1日目講義の様子(リージョンX)

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第2日目(パイロットプロジェクト現場で技術訓練)の様子(リージョンX)

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第2日目(パイロットプロジェクト現場で技術訓練)の様子(リージョンIV-A)

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第3日(参加者からの質問)の様子

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第3日(グループごとプレゼンテーション発表)の様子