道路・橋梁維持管理セミナー開催

2019年2月5日

これまでプロジェクトでは、道路斜面対策・橋梁補修パイロット工事や道路・橋梁点検研修を通じて、多くの道路・橋梁維持管理技術を紹介してきています。今回、プロジェクトは1月末で終了予定であることから、これまで採用された道路斜面対策工、橋梁補修工法等の維持管理技術について、全国のDPWH16リージョン事務所、183ディストリクト事務所の技術者を対象としてセミナーを開催しました。セミナーは、ルソン、ビサイアス、ミンダナオのエリアごとに合計7回にわたって実施し、430名を超える技術者が参加しました。

セミナーでは、専門家からプロジェクトの紹介、関連会社からパイロットプロジェクト等で設計施工した各工法の紹介、道路・橋梁点検技術で採用した非破壊検査、ドローンを活用した点検技術等を紹介するとともに、DPWHのCWGメンバーからパイロットプロジェクト実施状況が報告されました。今回は、これまで研修等に参加してきている若手技術者ではなく、現場で実際プロジェクトの運営管理を行っている、課長以上の技術者が参加しました。各会場とも熱心な質問が多数寄せられ活発な議論を行うことができました。

フィリピンは、日本と同様に島国で周りを海に囲まれ、地震、津波、地滑り、洪水等の災害が発生しています。今回プロジェクトで紹介した新工法の多くは、日本で採用されている工法であり、日本の質の高いインフラを紹介し、DPWHの標準仕様として採用されることになり今後事業で採用される予定です。

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セミナーの様子

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DPWH,ドロイ副局長(プロジェクトマネージャー)のスピーチ

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JICA専門家による道路・橋梁維持管理技術紹介

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カウンターパートによるパイロットプロジェクト紹介

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サプライヤーから工法、材料紹介