国家災害リスク軽減・管理計画のレビュー・更新ワークショップに出席しました

2019年10月17日

2019年10月15日から17日までの3日間にわたり、ケソン市クバオのUpper Storyホテルにて、フィリピン国市民防衛局(Office of Civil Defense:OCD)政策開発計画部(Policy Development and Planning Service:PDPS)が、国家災害リスク軽減・管理計画のレビュー・更新ワークショップ(National DRRM Plan Review and Updating Workshop)を開催しました。

このワークショップでは、OCDの地域事務所、地方自治体(LGU)及び市民社会組織(CSO)の代表者による協議が行われました。リージョンI~III及びコルディリラ管理地区(CAR)(1日目)、リージョンIV A・IV B・V及びマニラ首都圏(NCR)(2日目)、CSO及びNGO(3日目)に分かれ、それぞれが、現在の国家災害リスク軽減・管理計画(NDRRMP)の成果をレビューし、提言を行いました。また、OCD地域事務所は、地方管区災害リスク軽減・管理計画(RDRRMP)の成果を発表しました。さらに、現在のNDRRMPと仙台防災枠組2015-2030(Sendai Framework for Disaster Risk Reduction 2015-2030:SFDRR)との整合も確認されました。

このワークショップには、善本JICA専門家(災害リスク管理)が出席したほか、更新後のNDRRMPは“Locally-grounded and contextualized, globally aligned and responsive”であるべきとされ、地方への立脚が重要視されていることから、JICAプロジェクトチームからもローカルスタッフ2名が出席しました。善本JICA専門家は、構造物対策によるリスク軽減が重要であることを説明し、日本での同様の事例に触れました。

OCDは、2019年内にNDRRMPの更新を完了することを目標としており、今回のワークショップ開催後も、複数の活動が計画されています。

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善本JICA専門家による説明

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協議の様子