民間企業との連携を進めています(コースの改善)

2018年8月1日

プロジェクトでは、セネガル日本職業訓練学校(CFPT)が、民間のニーズに応えた人材育成を行うために、民間企業と連携して様々な活動を展開しています。

民間企業の協力によるコースの改善

CFPTの卒業生の大半は民間企業に就職するため、CFPTでの訓練内容が企業のニーズに合っているのかどうかが、非常に重要なポイントとなります。これまでCFPTのコースが企業の実態に即していないという意見が企業側から寄せられており、また、2017年末に行われたCFPT卒業生へのアンケートでも、自動制御科の卒業生の就職率が低いことが判明しました。

これを受けCFPTでは、民間企業4~5社を招き、自動制御科(2018年4月27、28日)と情報処理科(6月1、2日)のシラバスの見直しを実施しました。見直しの結果は、2018~2019年度の訓練コースに反映されることとなります。

また、世界銀行及びフランス開発庁(AFD)の支援を受けて実施予定の、井戸の維持管理にかかる短期コースについても、公的機関及び民間企業の協力を得て、5月22日にカリキュラムを作成しました。

刻々と変わる企業のニーズに対応するためには、企業の生の声を聞く場を設け、訓練内容を定期的にアップデートしていくことが必要不可欠であり、これをセンターにおける日常的な活動とすべく、プロジェクトは支援を行っています。

【画像】

自動制御科のシラバス見直し風景