ワークショップ「COVID-19と公共交通」を開催しました

2021年2月26日

2021年2月26日、ベオグラード市公共交通部(The City of Belgrade, Secretariat for Public Transport(以下、SfPT))をはじめとする現地の関係者とJICA及びJICAプロジェクトチームの間で、「COVID-19と公共交通」をテーマとしたワークショップが開催されました。
COIVD-19の影響はとりわけ都市部の経済活動に大きな影響を与え、特に市民の足である公共事業者に与える影響は甚大であり、これは世界各都市の共通課題と言えます。COVID-19下において公共交通をいかに存続させるか、いかにして感染リスクを抑えながらモビリティを提供するかが鍵であり、世界の各都市での取り組みについての情報共有が重要です。

ワークショップでは、はじめにJICAプロジェクトチームから日本や世界各都市で実施されている取り組みやGoogle Mobile Dataの活用事例などを紹介しました。その後に、SfPTが実施している感染予防対策についての取り組みが紹介されました。SfPTは、感染予防対策をしっかりと行いながら公共交通を利用してもらうための市民の意識向上が課題と認識しており、独自で啓発動画を作成するなどの取組も行っています。お互いに発表した内容はいずれも有益なものであり、今後本プロジェクトを推進していくにあたって、情報を共有する貴重な機会となりました。

SfPTからは複数の局から局長及び職員、国際公共交通連合職員、料金収受システム事業者、公共交通事業者、現地コンサルタント、日本側からはJICA本部職員、バルカン事務所職員、プロジェクトチーム専門家が出席しました。

【画像】日本とベオグラードのCOVID-19感染対策についての意見交換

【画像】ベオグラード市公共交通部の市民向け啓発動画