イタリアの3都市で第三国研修を実施しました。

2022年7月1日

本プロジェクトでは、カウンターパートであるベオグラード市公共交通部(SfPT)の公共交通運行管理能力の向上に向けた取組の一環として、欧州先進国における全4回の第三国研修を計画及び実施しています。

6月13日~17日にかけて、オランダに続き、イタリアにおいて第2回研修を実施しました。ローマ、フィレンツェ、ナポリの3都市で、自治体公共交通局や自治体の委託を受けて公共交通の運行を行う事業者による講義を受けた後、実際の運行現場を視察しました。
ベオグラード市では、無賃乗車や自動車の増加による大気汚染が大きな課題となっており、公共交通機関の改善が求められています。同様の課題に悩まされてきたイタリアの三都市における、支払い方法、乗降方法、改札に関する工夫や、都市全体における私的交通を含めたモビリティ全体の再検討及び計画について様々なヒントを得ました。

今後は、研修で得たヒントを踏まえながら、SfPT含む複数のカウンターパートとの議論を継続し、公共交通の改善計画の策定を進めていきます。

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ナポリの街の成り立ちと地下鉄の導入に関する講義

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フィレンツェの街中を走るトラム

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ローマの玄関口であるローマテルミニ駅