ヨーロッパ諸国及びセルビア国内からプレゼンターを招き、第2回セミナー「公共交通機関の最新動向と今後の可能性-市と事業者の契約関係とモデル-」を実施しました。

2022年11月24日

ベオグラード市公共交通改善プロジェクト(以下、本プロジェクト)では、2022年11月24日、ベオグラード市において第2回公共交通セミナー(以下、本セミナー)をオンラインと対面のハイブリッド形式で開催しました。

本セミナーでは、ベルギー、ルーマニア、スペイン、ドイツ等のヨーロッパ諸国から、各国・各都市の公共交通に関わっている団体及び公共交通事業者に加えて、セルビア国内の公共交通に関わっている公共機関及び学術機関からの代表が参加し、それぞれの都市における公共交通事業に関する市と公共交通事業者の契約関係とモデルについて発表を行いました。

発表の後、発表者を含めたセミナーの出席者は、パネルディスカッションに参加し、国・都市を超えた知識・経験の共有を通じて、今後の課題や改善の可能性について活発に議論しました。

本セミナーの進行においては、セルビアからはベオグラード市公共交通局(Secretariat for Public Transport(SfPT))の局長であるPredrag Lukić氏、日本からはJICAバルカン事務所の植木雅浩所長がそれぞれ開会と閉会のあいさつを行い、公共交通に関する団体から、総勢約70名が出席し、盛況のうち閉会しました。

今後も、引き続き、本プロジェクトに関連した情報共有・発信の場としての公共交通セミナーの継続開催に向けた企画を行うとともに、本セミナーで得た教訓や気づきをベオグラード市における公共交通の改善に向けて取り込んでいきます。

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Emmanuel Dommergues氏(ベルギー、国際公共連合(UITP))による発表

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Montserrat Andujar Martinez氏(スペイン、マドリード公共交通共同体(CRTM))による発表

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加藤夕佳氏(JICAプロジェクトチーム)による発表

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パネルディスカッションの様子

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植木雅浩氏(JICAバルカン事務所所長)による閉会のあいさつ