現状報告:新型コロナウイルスとプロジェクト活動

2020年11月25日

ソロモン諸島では、2020年3月に非常事態宣言が発表されて以来、本プロジェクトの主要カウンターパートである保健省関係者は、新型コロナウイルス対策にほぼかかりっきりになりました。またこの影響を受け、2020年4月に橋本・土屋長期専門家が避難一時帰国しました。

このような状況の中、プロジェクトの現地要員が中心となり、保健省の政策文書や、手引き書、教材などの作成支援を進めてきました。また日本へ避難一時帰国中の日本人専門家もオンラインで支援を続けました。ただ活動の進捗に少なからず影響が及んだため、プロジェクト期間が2021年6月まで延長となりました。

ソロモン諸島では2020年11月19日までに、16人の新型コロナウイルスの陽性者がでました。これらの人たちは海外からの入国者で、検疫所内で陽性が確認されました。このように油断を許さない状況であるため、今後も新型コロナウイルス対策が保健省の最優先課題となりそうです。本プロジェクトは、プロジェクト活動とともに、新型コロナウイルスへの対策の面での貢献も検討しています。

最後に、今年の夏以降に、世界的に国交が徐々に始まったことを受けて、まずは橋本が当地へ再赴任し今月から業務を再開しました。土屋も続いて再赴任する予定です。