プロジェクト対象村への報告

2021年5月7日

4月中旬よりプロジェクト対象村で、介入前後の比較調査の結果を報告しています。5月2日はガダルカナル州スマテ村の住民へ、ヘルシービレッジ活動の前後で、村人たちの知識、行動、健康指標などがどのように変わったのかを報告しました。

例えば、糖尿病についての知識が深まり、食生活が改善したこと。海や山に捨てていたごみを所定の処理所に廃棄するようになったこと。村人の9割以上がヘルシービレッジ活動に参加し、生活環境がよくなり、生活が健康的になったと感じていること。大人の血糖値が下り、乳幼児の発育障害が減ったこと。一方で、介入後も以前と同様に、半数の人々が肥満で、家庭便所の設置状況に変化がなかったこと。

この報告に、スマテ村の住民40人以上が高い関心を示して耳を傾けました。

村での協議や活動計画に使えるように、発表原稿は保健ボランティアに手渡しました。

また、今回の訪問で生活習慣病の健診も実施して、住民の健康に対する意識向上と、保健ボランティアによる身体測定や啓発の能力強化を図りました。

【画像】

調査結果報告会の会場

【画像】

結果グラフについて説明するガダルカナル州保健局バケケ健康推進課長

【画像】

報告に耳を傾けるスマテ村の住民

【画像】

健診での血圧測定

【画像】

健診でのBMI(肥満度を示す体格指数)測定の結果について住民に説明する保健ボランティア