国家健康設定調整委員会と政策発表

2021年6月1日

5月27日に保健省は、国家健康設定調整委員会(National Healthy Settings Coordinating Committee)第3回会議を開催し、国家健康推進政策(National Health Promotion Policy)、国家健康設定政策(National Healthy Settings Policy)と同政策の導入指針(Implementation Guideline)を発表しました。

今回の会議には、保健省、教育省、社会基盤省、地方行政強化省、女性子供家族省、国立大学、教会、国際協力機構の関係者に加え、ガダルカナル州、マキラウラワ州、マライタ州、イサベル州、ウエスタン州、セントラル州の保健局の職員ら、計39人が参加しました。

同委員会の議長のNemia Bainivalu健康改善担当次官は、政策と導入指針の概要を説明しました。「これらの政策文書は、人々が『住み、働き、学び、遊ぶ』といった暮らしに重要な環境における健康推進を導きます。様々な環境がある中で、まずは村落、学校、市場、職場を対象に進めます」と、方針についても言及した。

Pauline McNeil事務次官は、「ヘルシービレッジ推進プロジェクトをはじめ、保健省各部署、関連政府機関、教会などの関係者が尽力した結果、経験と実績に基づいた政策文書が完成しました。これはソロモン諸島が大洋州の国々と目指すヘルシーアイランド構想の達成に向けた、とても大事な道しるべです」と、意義を表しました。

政策文書の発表後、運営母体である国家健康設定調整委員会と州健康設定調整委員会は、政策の導入管理の体制や進め方について議論し取り決めました。
当プロジェクトは来月6月末をもって終了しますが、引き続き保健推進局が主導し、これらの委員会を通じて国民の健康増進を図ります。

【画像】

国家健康設定政策についての説明を聞く参加者

【画像】

政策と導入指針を披露する保健省幹部(左からNeko総務担当次官、Bainivalu健康改善担当次官、McNeil事務次官、Ghemu政策企画局長)と宮本企画調査員

【画像】政策発表後の集合写真