キックオフ会議を開催しました

2022年11月4日

2022年11月4日、国家農業情報コミュニケーションセンター(National Agriculture Information & Communication Centre:NAICC)にて、実施フェーズのキックオフ会議が開催されました。

本プロジェクトは、園芸作物適性地域の4州6県(ヌワラエリヤ県、マタレ県、アヌラダプラ県、ハンバントタ県、バドゥラ県、モナラガラ県)において、市場志向型農業振興(SHEP)アプローチを活用して、対象とする中小規模農家に係るサプライチェーンの強化を支援することにより、中小規模農家の生計向上を図るものです。計画フェーズは2021年7月~2022年3月までに完了し、実施フェーズにおいていよいよ現場活動が開始されます。

キックオフ会議には、中央政府農業省、農業局、対象4 州農業局、中央直轄州間事務所、SHEP課題別研修受講者、JICAスリランカ事務所など、オンライン参加者も含めて合計35名が出席しました。プロジェクトダイレクターのH.M.J. Ilankoon 農業局長、Gamini Samarasinghe農業省副次官、JICAスリランカ事務所井出次長による開会挨拶が行われた後、JICA専門家チームからプロジェクト概要、基本方針、ワークプラン等の説明を行い、今後のプロジェクト活動ついて協議を行いました。質疑応答では、サプライチェーン強化活動やSHEP活動の実施方法、対象農家の選定方法などについて質問や意見が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

プロジェクトの活動期間は2025年12月までの約3.5年間を予定しており、対象中小規模農家の市場志向型農業実践のための能力開発、対象地域の園芸作物サプライチェーンの強化に向けた活動を行う予定です。

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キックオフ会議の様子

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オンライン参加